相本リレーション ―本との関わり

私にとって人生のパートナー、相方のような本たち。その本と何かの、何らかの関連をもとに記事を書いています。

角川文庫 夏のフェア 名作大漁、書店繁盛、読書三昧。 読破チャレンジ! 現状報告②

引き続き、今週までに読んだ本の感想を。

 

⑥月魚

月魚 (角川文庫)

月魚 (角川文庫)

 

率直に、BL本のようなこの小説を角川さんが入れてきたことにびっくり。

古本屋をめぐって、ふたりの幼馴染が過去の出来事から葛藤したり、

本との向き合い方に戸惑ったり。

 

自分が本をどう思っているのか、この主人公は本といえば商品なわけですが、

本は私有物な私でも、はっきりできないことがあり、とても共感できます。

 

二つ目の短編もよくて、花火に対する描写が胸を打ちました。

 

 

魔女の宅急便

魔女の宅急便 (角川文庫)

魔女の宅急便 (角川文庫)

 

とても表紙の絵がきれい。

ジブリの映画でなじみがあるからか、どのシーンも風景が目の前にうかび、

空だったり海だったり街並みだったり、とてもきれいでした。

 

魔女の宅急便自体は全6巻まであるらしく、ジブリの映画にあるエピソードが

全部あるわけではありません。

なので、この本一冊だけでは少し物足りなくなるかも。

 

 

⑧書を捨てよ、町へ出よう

書を捨てよ、町へ出よう (角川文庫)

 

とても若い本。

速さにあこがれて、どこかにひたすら逃げたい、っていうのは

学校に閉じ込められていた時代を思い出します。

 

 

以上が一週間で読んだ本でした。

来週からは、

檸檬 (角川文庫)

ドグラ・マグラ (上) (角川文庫)

疲れすぎて眠れぬ夜のために (角川文庫)

羅生門・鼻・芋粥 (角川文庫)

氷菓 (角川文庫)

あたりから読み進めていこうと思っています。

 

新潮社と集英社の文庫フェアも始まったので、

そちらはどのくらい読むか、未定です。

せっかくなので全部読みたいのですが。

 

また、古典新訳文庫のエッセイコンテストにちょっと何か出してみようかと

考えています。

 

どうか、仕事が早く終わらせられますように。