相本リレーション ―本との関わり

私にとって人生のパートナー、相方のような本たち。その本と何かの、何らかの関連をもとに記事を書いています。

角川文庫 夏のフェア 名作大漁、書店繁盛、読書三昧。 読破チャレンジ! 現状報告①

読破チャレンジを始めてちょうど一週間。

以下読み終わりました。

 

ちなみに読んでいく順番は、偏りがないように意識してます。

読みたい本から読んでしまうと、最後がつらいので・・・。

 

 

①タイニー・タイニー・ハッピー

 

表紙もタイトルもおしゃれ系なので、普段ならおそらく手に取らない本。

とある大型ショッピングセンターを中心に、

色んな男女のできごとを描いた短編連作。

日常系。恋愛系だけど、やらしい感じではない。

 

この小説でよいなと思ったのは、

よく登場人物がささいなことだったり合わないことだったり、

あるいは疲れだったりで、機嫌が悪くなること。

 

機嫌が悪いって、特別大きな感情でもなく、

でも日常でしめる割合が大きなものだなと思って、

それをどうするかってけっこう今思うところではあります。

 

 

②宇宙100の謎

 

 宇宙100の謎 (角川ソフィア文庫)

 

宇宙とか相対性理論とかそういうのが好きな私は

こういう本普段もよく読みます。

初級な本ですが、でもこの内容を理解できてるかというとできてない。

いまだに、ブラックホールが何なのかよくわからない。

 

 

方丈記

方丈記(全) (角川ソフィア文庫―ビギナーズ・クラシックス)

方丈記(全) (角川ソフィア文庫―ビギナーズ・クラシックス)

 

ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。よどみに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし

 

読みやすくてよかったです。

それぞれに現代語訳がついているだけじゃなくその解釈もあって、

ただ作品をほめるだけじゃなく

鴨長明もいろいろ迷ってるんだなあと思えるものだった。

 

 

④きみが見つける物語 十代のだめの新名作 友情編

きみが見つける物語 十代のための新名作 友情編 (角川文庫)

 

よしもとばななの「あったかくなんかない」は読んだこともあったけど、

あらためて読んでも心に迫ってくるものがある。

 

重松清の「きよしこ」は思った以上に気分の悪くなる話だった。

といっても登場人物の専業主婦の母親と一生働くであろう自分の

価値観、大事なものの優先度が違うだけなんだとは思う。

 

ちゃんと読んでみようかな。

 

 

⑤つくもがみ貸します

つくもがみ貸します (角川文庫)

 

この人の話って、懐かしいにおいがする。

児童向けの小説みたいな、現代的でない感じ。

悪い意味でなくほっとする、って言う意味で、ださい。

 

といっても解説にあるようにテーマは新鮮なので、

きっと文体というか、話の展開が派手すぎないからなのかな。

 

 

まだ続きますが、いったん区切ります。

角川文庫、すごい夏の文庫フェアに力も入れているし、

本のチョイスもいいなと思います。

ぜひ。