相本リレーション ―本との関わり

私にとって人生のパートナー、相方のような本たち。その本と何かの、何らかの関連をもとに記事を書いています。

角川文庫 夏のフェア 名作大漁、書店繁盛、読書三昧。 読破チャレンジ! 現状報告⑤

急に暑くなって、くしゃみがとまりません。

 

 

夜市 (角川ホラー文庫)

夜市 (角川ホラー文庫)

夜市 (角川ホラー文庫)

普段ホラー小説というものを読まないので、

怖くなっても問題ないように行きの通勤電車で読み始めました。

 

怖さよりも、まるでミステリみたいな次々読み進めてしまう本でした。

確かに気味の悪い部分はあるんだけど、恐怖はない。

しみじみと、ああ、どうしようもないんだって思う怖さはある。

 

森見登見彦のきつねのはなし (新潮文庫)のほうが

同じ和風のホラーでは、より気味が悪い、不気味な感じ。

 

とても読み応えがあってよかった。

ホラーよりもミステリ、謎解きが好きな人向きな印象。

 

 

おちくぼ姫 (角川文庫)

おちくぼ姫 (角川文庫)

おちくぼ姫 (角川文庫)

まずはこのかまわぬてぬぐい柄のかわいさ。

内容もすごくかわいくて、男の人もマスコット的。

平安時代に書かれたとは思えないくらい、現代的な話の持っていきかた。

 

これは現代語訳じゃなくて、落窪物語をベースにして

少し脚色があるみたいで、作者の腕前かもしれない。

 

 

若き人々への言葉 (角川ソフィア文庫)

今までそれなりに本を読んできたつもりでしたが、

この本は本当に読めませんでした。

おそらくニーチェってそんな感じに難しいんだろうと

勝手に納得している。

 

訳が悪いとかきっとそんなことはなくて、

ひとつひとつのふと見たら抽象的に思える事柄を

いつか具体と行き来できるように自分がなるのかもしれない。

 

 

ホーンテッド・キャンパス (角川ホラー文庫)

大学のオカルト研究会がいろんなお悩み相談からホラー体験をする、

どたばた恋愛コメディだと思う。

 

幽霊は幽霊で、科学的になにも言わなくても存在して、

探偵ガリレオ (文春文庫)とかのミステリになじみのある私としては、

ある意味とても新鮮だった。

そうだよね、いるのが当たり前の人もいるんだろうな。

 

 

 さて、読みたい本がぞくぞくとたまり、

なんとなく読むのが気がすすまない本もぞくぞくとたまり、

あれ、読書って終わりない苦行なんじゃないかと思いつつ。

 

本屋に行くと、読みたい本をたくさん見つけてしまって

うれしいんだけど泣きたくなります。

 

そんなこんなで、海の日がもうすぐですね。