角川文庫 夏のフェア 名作大漁、書店繁盛、読書三昧。 読破チャレンジ! 現状報告⑤
急に暑くなって、くしゃみがとまりません。
- 作者: 恒川光太郎
- 出版社/メーカー: 角川グループパブリッシング
- 発売日: 2008/05/24
- メディア: 文庫
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普段ホラー小説というものを読まないので、
怖くなっても問題ないように行きの通勤電車で読み始めました。
怖さよりも、まるでミステリみたいな次々読み進めてしまう本でした。
確かに気味の悪い部分はあるんだけど、恐怖はない。
しみじみと、ああ、どうしようもないんだって思う怖さはある。
森見登見彦のきつねのはなし (新潮文庫)のほうが
同じ和風のホラーでは、より気味が悪い、不気味な感じ。
とても読み応えがあってよかった。
ホラーよりもミステリ、謎解きが好きな人向きな印象。
- 作者: 田辺聖子
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 1990/05/25
- メディア: 文庫
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まずはこのかまわぬてぬぐい柄のかわいさ。
内容もすごくかわいくて、男の人もマスコット的。
平安時代に書かれたとは思えないくらい、現代的な話の持っていきかた。
これは現代語訳じゃなくて、落窪物語をベースにして
少し脚色があるみたいで、作者の腕前かもしれない。
今までそれなりに本を読んできたつもりでしたが、
この本は本当に読めませんでした。
おそらくニーチェってそんな感じに難しいんだろうと
勝手に納得している。
訳が悪いとかきっとそんなことはなくて、
ひとつひとつのふと見たら抽象的に思える事柄を
いつか具体と行き来できるように自分がなるのかもしれない。
大学のオカルト研究会がいろんなお悩み相談からホラー体験をする、
どたばた恋愛コメディだと思う。
幽霊は幽霊で、科学的になにも言わなくても存在して、
探偵ガリレオ (文春文庫)とかのミステリになじみのある私としては、
ある意味とても新鮮だった。
そうだよね、いるのが当たり前の人もいるんだろうな。
さて、読みたい本がぞくぞくとたまり、
なんとなく読むのが気がすすまない本もぞくぞくとたまり、
あれ、読書って終わりない苦行なんじゃないかと思いつつ。
本屋に行くと、読みたい本をたくさん見つけてしまって
うれしいんだけど泣きたくなります。
そんなこんなで、海の日がもうすぐですね。