相本リレーション ―本との関わり

私にとって人生のパートナー、相方のような本たち。その本と何かの、何らかの関連をもとに記事を書いています。

新潮文庫の100冊「ワタシの一行」と 集英社文庫ナツイチ「文学、始めました」

潮文庫の100冊「ワタシの一行」と

集英社文庫ナツイチ「文学、始めました」の冊子にも

目を通しました。

 

それぞれ全く違うフェアになっているなと驚きます。

 

【角川文庫】

ニコニコ動画ともタイアップし、若者向けになっている。

冊子も派手でわかりやすく、去年は「祭」だったが、

今年も「名作大漁」と景気がいい(元気がいい?)感じ。

 

新しい層を狙っていっているのだろうか。

そもそも、今時の若者はけっこう本を読むのだろうか。

 

おまけはストラップで、ケロロ軍曹や貞子、犬神家と面白い。

他の企画は角川文庫POPコンクール、ニコニコ超夏祭り、スマホサイト等。

 

 

【集英社文庫】

AKB48の読書感想文が目玉。

お台場にブースを出したり、大衆向けで大手!なイメージ。

本のチョイスに関しては、特に違いはわからない。

 

集英社文庫で好きなところは、

この本にハマったら次はコレ!の本の紹介。

特に去年はすごろくみたいになっていて、ちょっとわくわく。

 

おまけは濡れても使えるブックカバー。

AKBのものと、はちくんのと。

 

そういや、糸井重里の昔の集英社文庫のコピーはすごい。

「想像力と数百円」、「少年少女をやめた夏」

この本で見つけました。

コピーってすごいと初めて感動しました。

心に残る名作コピー

心に残る名作コピー

 

 

【新潮文庫

潮文庫らしく、角川や集英社よりも敷居が高くて文化的で、

ちょっとかっこいいけど冊子が読みにくい。

 

軽めの小説が若干少ない気もするけど、

本のチョイス自体はそれほど特徴はない気がする。

 

角川や集英社は有名な漫画家やてぬぐい柄の新しい表紙のものを

このフェアで作っているけど、

潮文庫はそこまで目玉になるようなリニューアルはない。

 

おまけはふせん。

そういや、新潮文庫にはキャラクターがいない。

 

 

ということで3つのフェアが有名だと思うので比較してみました。

ニコニコになじみのある私としては角川がお気に入りです。

 

それにしても、本のチョイス自体にあまり差がないのが、少し残念です。

いや、期待はずれとかそういう意味ではなく、

もっと特色があれば、そのチョイス自体にストーリーが見えたりして

文脈棚みたいに楽しめそうなのになと思います。

 

 

さて、角川文庫以外は読破はしませんが気になる本は数冊あるので、

これから夏本番、楽しもうと思います。