相本リレーション ―本との関わり

私にとって人生のパートナー、相方のような本たち。その本と何かの、何らかの関連をもとに記事を書いています。

角川文庫 夏のフェア 名作大漁、書店繁盛、読書三昧。 読破チャレンジ! 現状報告③

発見!角川文庫を相変わらず楽しんでおります。

ハッケンくん、非常に数に偏りが。

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 先週読んだ本を半分ほど紹介しようと思います。
 
 
坊っちゃん (角川文庫)
坊っちゃん (角川文庫)

坊っちゃん (角川文庫)

昔読んだときと印象が変わった一冊です。

前はなんとも思わず、むしろ退屈で読みにくい印象でした。

でも全くそんなことはない。

 

坊ちゃんのまっすぐさは、現実にはすごくいやだけれど、

こうやって遠い世界で見る分には心地よい。

 

この本では、東京育ちの坊ちゃんが田舎に行くということで、

育った場所を意識するような発言も多いのですが、

おかしいなと思うのは、坊ちゃんのまっすぐさは田舎っぽく思えて、

坊ちゃんに意地悪する田舎の子は反応が冷めてて都会的。

 

それはそういう意図だったのか、それとも

少し前は都会っ子(江戸っ子)のほうが熱くて、

田舎の子のほうが冷めていたのでしょうか。

 

 

疲れすぎて眠れぬ夜のために (角川文庫) 

疲れすぎて眠れぬ夜のために (角川文庫)

疲れすぎて眠れぬ夜のために (角川文庫)

 この本を読んで、ますます内田樹が好きになりました。

表題になっている最初の部分よりも、

武術をやっている内田樹や、家族の形を述べている内田樹のほうが、

すごく熱がこもっているようで好きです。

 

この人の本も一通りそろえようと考えています。

 

 

氷菓 (角川文庫)

日常の謎を扱ったミステリ。

学園もので、去年はけいおん!のアニメの表紙だったこともあり、

そういうような印象。

 

学園の歴史の話が出てきて、そういうのはとても好きです。

青年のための読書クラブ (新潮文庫)がより重厚で好みですが、

桜庭一樹さんの本は、大好きな人は一生大事にするけれども、

嫌悪感を感じる人も多いのかもしれない。

 

 

檸檬 (角川文庫)

檸檬も桜の樹の下にはも好きです。

ただ、今回桜の樹の下には、がかなりきました。

こんなにもえぐい話だったっけ。

最初の段落の詩的な部分は大好きなのですが。

 

 

他の本も、後々更新いたします。

また、角川文庫以外の本もまた何かしらテーマを決めて更新できたら。

本は楽しいなと最近つくづく幸せに思いつつ、

明日からの仕事もがんばろうと思います。