相本リレーション ―本との関わり

私にとって人生のパートナー、相方のような本たち。その本と何かの、何らかの関連をもとに記事を書いています。

下鴨納涼古本まつり

ずっと行きたかった、京都の下鴨納涼古本まつり。
8月13日の火曜日の14時くらいから閉会まで、行ってきました。
 
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どれも自分が読む本なので、古本としての価値がどうこうっていうのは
ないものばかりです。
3冊500円や、数百円の均一棚をメインで見て、
それ以外で数冊ほしいものは800円が最大で3冊ほど買いました。
 
 
本に関する本、特に今は児童書や絵本関連、
あとはちょっと面白そうな本。何かの本で見た本。
今短歌に興味が出てきたので、歌集もいくつか。
野心のすすめを読み、林真理子さんの本も数冊買いました。
「本が好き、悪口を言うのはもっと好き」はかぶってしまいました。
 
 
上に載せていない本も数冊ありますが、だいたい上のとおりです。
 
本当は一冊一冊、なぜ買ったのか語りたいですし、
どこの古本屋さんで買ったのかも説明できればよかったのですが、
そうするとすごい分量になってしまいますので・・・・・・。
 
一冊だけ少し紹介すると、
センセイの書斎―イラストルポ「本」のある仕事場

センセイの書斎―イラストルポ「本」のある仕事場

がとても面白かったです。
リンボウ先生やその他著名な先生方の書斎のイラストルポで、
どういう風に本を保管・分類しているのかだけでなく、
本の名前もたくさん紹介されています。
 
 
とりあえず、本が好きな人は古本市、当たり前ですがとてもお勧めです。
暑いですが、汗をぬぐいつつ、飲み物飲みつつ。
神社なので木も多いのですが、残念ながら涼は期待できないです。
 
出展の数が多いので、一日の数時間では見きれませんでした。
京都は年に3回、大きな古本市がありますし、また行きたい。
読みたい本も芋づる式にづるづると出てきているので、
これからも本屋・古本市に通おうと思います。
 

MARUZEN&ジュンク堂書店 渋谷店

 池袋駅のハチ公口を出て、109を右側に通り過ぎると東急百貨店本店。
そこでレオ・レオニ展があったため行ったのですが、
まさかの当日券90分待ち。あきらめちゃいました。
 
ということで東急百貨店7Fの広い、MARUZEN&ジュンク堂

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ずっと買おうと思っていた夏葉社の本屋図鑑も確実に買いました。

 

 

あとは割りと大き目の本が目につきました。特に美術系。

普段は目を通すものの買おうとはなかなかならないのですが。

 

 

そして未来ちゃんをついに。

 

実は、教育学は興味があって教員免許も持っているのですが、

子どもがあまり好きではありません。

こういうこと言うのもあれですが、子どもの汚さが苦手なのです。

 

なのでこの未来ちゃん写真集の表紙もずっと苦手だったのですが、

ふと中身を見てみると、これはすごい。

家も町も、一般的な観点で言うと、絶対綺麗じゃない。

だからなのか、とてもきれいなエネルギーにあふれているような。

 

賞もとっていますし有名な写真集なのでいまさらなのですが、

私はとても感動しました。

 

 

右下はTake Freeの冊子です。

タダとは言え、とても分厚く、載っている美術書はどれも魅力的です。

 

 

広い本屋なので、他にもたくさんほしい本がありました。

だいぶんセーブして、3冊を選んだ状態です。

 

 

大きい本屋では丸善本店が一番なじみがあるのですが、

場所も違うので雰囲気も本の並びも全く違うことに気づきました。

 

くまざわ書店 日吉店

くまざわ書店日吉店は、日吉駅から慶応がある側に出て、
けっこう長い距離をひたすら下った先にあります。
アピタという大きいスーパーの2階、ゲームセンターの横です。
 
普段はあまり行かなくなった、スーパーにある本屋です。

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親子連れが多く、子供向けの本やマンガ・雑誌の割合が高い。

ただ、ハードカバーや文庫も大事に面陳してある、バランスのよい本屋です。

ゲームセンターが隣にあるのでゆっくりはできませんが、

街の本屋さん、昔親と行った本屋さんを思い出します。

 

 

星の王子さまはずっと集めているので、まだ持っていないものを買いました。

 

劇団四季メソッド「美しい日本語の話し方」 (文春新書 924)

この間、電話でふと自分の声が反射して聞こえてきて、

あまりに汚いイントネーションや発声でびっくりしました。

母音が大事だそう。

 

最近はまっている光文社新書から、気になっていた

橋爪大三郎世界は宗教で動いてる (光文社新書)を買いました。

とてもよかった。

 

 

特にここでは買えないというものではないのですが、

変わった本屋に行くとそこでしか買えないものばかりに目がいくので、

こういう自分の中でのスタンダードを確実に選べるような店って

重要なのではないかと思ってみたりもします。

 

虎ノ門書房 田町店

 ひとつ前の記事で田町駅前のあゆみBooksを紹介しました。
虎ノ門書房は、もっと駅に近く、改札がある2階を降りてすぐ。
あゆみBooksが女性のイメージだとすると、
虎ノ門は男性です。
 
ビジネス書や雑誌が多く、それほど狭くないのに
回転がとても速い。
雑誌をぱっと買って店を出る人が多いような気がします。
 

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残念ながらそういう用事ではない私には、

少しテンポをあわすことができませんでした。

 

文庫本をひとつ。今マイブームの絵本に関する本。

帯に「お疲れ気味の大人まで」とありますが、

この本屋に来ている人にはなかなか手にとってもらえなさそうで、

ちょっと残念です。

 

あゆみBooks 田町店

 あゆみBooksといえば、
おそらく早稲田店が有名なのではないかと思います。
 
田町店は、駅出てすぐの、ビジネスマンがいっぱいの通りです。
なのにもかかわらず、ビジネスに偏りすぎていない。

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以前行ったときは、入ってすぐの単行本のコーナーで、

何冊も気に入って買ったのですが、あまり回転は速くないよう。

 

文庫棚は珍しく、レーベルごとに分けずに作家ごと。

すごく手が入っているんだろうなと思います。

そこで、いくつか目に入った文庫と、

ビジネス書にあたるのか、前から気になっていたキャリアポルノを買いました。

 

そこまで広くないのに、絵本や美術館系も少し置いています。

文庫フェアはスペースの関係で全て面出しというわけにはいかないようでしたが、

並べ方もすごく好感を持ちました。

 

実はあゆみBooksってよく知らないのです。

他の支店も巡ってみようと思います。

 

角川文庫 夏のフェア 名作大漁、書店繁盛、読書三昧。 読破チャレンジ! 現状報告⑨

もう8月。そしてもうすぐお盆ですね。

 

29. ユージニア (角川文庫)

ユージニア (角川文庫)

ユージニア (角川文庫)

久しぶりに読んだミステリ。

途中、関係者からの証言がどんどん集まり、

ひとつ何かがわかったと思っても結局つかみきれない。

 

一番最初から、なんとなく背筋がぞっとする雰囲気です。

最後については、いろいろと感想があるようですが、

私は好きではありませんでした。

ただ、終わりがよくなければその本がよくないわけではない。

途中、物語の芯の部分は、とても面白かったです。

 

 

30. 紙婚式 (角川文庫) 山本文緒

私は、上記のユージニアよりももっと、この恋愛本がホラーだと感じました。

若い夫婦。感覚としてはカップルですが、夫婦です。

 

お互いうまく心が通じなくて、みたいなかわいい話ではない。

ごたごたがあったけど、最後にはお互い思い合っていることがわかり、でもない。

救いようのない、ラストが多い。

 

ちょっとした浮気どころではない、もっとえぐい話。

こんなかわいい表紙でこんな気持ちの悪い短編が読めると思いませんでした。

すごくほめています。これはおすすめです。

 

 

31. 新訳 少女ポリアンナ (角川文庫) 

エレナー・ポーター作、木村由利子訳

嬉しい探しゲームを町に広げる話。

なんというか、あらすじを書くのも億劫になるくらい、明るい話です。

 

本当に、くもりのない明るさ。

ほんのすこし落ち込むときも、屈託のない落ち込み。

毎日複雑だなと仕事をしていて思ったら、この本だと思います。

 

 

32. 数学物語 (角川ソフィア文庫) 矢野健太郎

動物の数の認知から、アラビア数字前の数の表し方。

そして数学の大家の発見とエピソード。

 

とてもシンプルな構成で、読みやすい。

ただ、あまり新しい話や知らなかった情報はないなと思ったら、

それもそのはず。

昭和三十六年に初版です。 

 

こういった数学の気軽に読めるエピソード集はたくさんありますが、

この本はそのはしりだったのではないでしょうか。

十分に平成二十五年でも楽しめます。

 

 

最近は夏の文庫フェアもそうですが、

小学校の課題図書がたくさん並んでいます。

児童書も好きなので、夏は読書の季節です。

 

 

SPBS (SHIBUYA PUBLISHING BOOKSELLERS)

SPBS (SHIBUYA PUBLISHING BOOKSELLERS)は
渋谷駅ハチ公口から109の右を通ってひたすらまっすぐ。
のんびり歩いて20分くらいでしょうか。左手にあります。
 
とってもおしゃれ。 
また行きたい本屋のひとつになりました。

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この本屋を知ったきっかけは、

レオ・レオニ展をぐぐった際にグッズ販売でヒットしたことです。

また、まとめサイトでも紹介されていました。

 

【本好き・本屋好き 第三弾】実は凄い!渋谷にある素敵本屋・ブックカフェまたは本のある場所 - NAVER まとめ http://matome.naver.jp/odai/2136730844232631701

 

どの本もとても大事そうに、たくさんの本が面を出して売っています。

新刊もあり、古本もいくつかあり。

サボテンとか小物とか、本以外のものもありました。

 

小さな黒い壁の書斎スペースがあり、

私が行ったときはレオ・レオニのフェアをやっていました。

写真の左上、レオレオニのポストカードとシールセットです。

 

いっぱい種類があったのですが、特に色合いが派手なものを4枚。

 

アート系も多くおそらくそれがこの本屋の特徴なのかと思いますが、

本に関する本も多く、夏葉社の本屋図鑑もありました。

(他の本屋ですでに買っていたのでここでは買いませんでした。)

 

古本は文庫がまとめてあるスペースもあり、

新刊と同じ並びで分け隔てなくあるものもあり。

1冊、右上のグルメに飽きたら読む本を買いました。840円。

 

渋谷は苦手な街だと、今日も行ってみて感じたのですが、

それでも他にもいろいろと本屋があるようなので、

また行ってみようと思います。