相本リレーション ―本との関わり

私にとって人生のパートナー、相方のような本たち。その本と何かの、何らかの関連をもとに記事を書いています。

あおい書店 川崎駅前店

川崎駅の東口(ラゾーナではないほう)をまっすぐ行くと、

モアーズが真正面にあって、そのやや左にあるDICE。

新しい建物ばっかりの川崎において少し古めの建物に見えます。

 

そこの4Fにあるあおい書店。

思ったよりもずっと大きい。

川崎はラゾーナ1Fの丸善がダントツで大きいと思っていたのですが、

大きさは変わらないような気もします。

 

丸善は、もちろんいろんなお客さんがいるのですが、

どこかこう上品な感じ。10代は少ない気がします。

 

それに対してDICEは、安めの服屋さんが入ってることもあるのか、

割と中高生が多い。小学生もかな。

なので、けっこう幅広い本が目に飛び込んできました。

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目につくものだけ紹介させてください。

完全自殺マニア―日本自殺年表人名データベース

完全自殺マニュアル

どちらも、ちょっと前に話題になったような。

 

どちらもビニールがかかった状態だったので、

家に帰って初めて中身を見てみました。面白い。

 

マニアのほうは、割と固めの本です。

年表があって、何年にいつ、どういう著名人が自殺をしたのか。

また、時代ごとの自殺率や自殺に関する文化について。

さらには自殺地図まで。写真もいっぱい。

 

表紙はサブカルのような感じですが、

十分資料としての価値があるように思います。

 

マニュアルも、なかなかのボリューム。

科学的な考察や、実際の事件、あとは文化的な背景。

情報量も多く、簡単には出せない本だろうなと思います。

 

 

あと、左下の本。

これ、星の王子さまなのですが、すごく珍しい。初めて見ました。

サンテグジュペリの絵でなく、西原理恵子さんの絵。

バラの絵が。ぜひ手にとってみてほしい。

 

訳も西原さんの絵に合わせているのか、すごい。

現代っ子な王子さまです。

でも、そうだよな、メルヘンなだけが星の王子さまじゃなかったはず。

 

 

名物になっているような行きたい本屋はいっぱいあるのですが、

大型書店にふと入るだけでこうやって買っちゃうと、

どうしても本屋にいくよりも本を読む時間がほしくなります。

 

まあ何も逃げないし本当に自分の世界なので、

これからいろんな本屋が見られるというのは夢があっていいですね。

 

BOOK OFF ONLINE(ブックオフオンライン)

ネットで中古本といえばAmazonですが、
実は、けっこうブックオフを使ってます。
 
ある本を読んで、その著者にはまってしまったとき。
あるテーマ(本の本だとか)が気になったとき。
 
そういうときだけじゃなくて、ほしいんだけどこれ以上買うと
お金がやばい・・・!っていうときは、
よくブックオフオンラインのお気に入りに本を登録しておきます。
 
そうすれば、本屋で見つけても、買いたい欲が抑えられ、
買いたい本がまとまったら一括で注文できる。
 
ブックオフは悪者にされがちですが、
ここで適度に安い本を買えるおかげで、
私の場合は新しい本も買う余力ができ、
本が好き!っていう気持ちが保たれているような気がします。
 

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本の本はもとから好きですが、

今まで避けてきた古本、というものについて、

これから知っていきたいなと思い上のチョイス。

 

上の本を買ったときから1週間ほどたつのですが、

またブックオフで本を買っています(笑)

本当、自分でもびっくりするくらい、

世の中には読みたい本があふれていますね・・・どうしましょう

 

朋翔堂

朋翔堂は、川崎にある古本屋さんです。
 
特にHPもなく、商店街にある昔ながらの小さな古本屋、という感じでしょうか。
専門として扱っているジャンルはなく、
漫画や文庫本、アダルトも割りと多く、難しくない本屋。
 
東口から10分くらい、少し歩きます。
たまたま見かけたので入ってみました。
おうちが近くで、毎日読むさりげない本を探す方におすすめかも。
 

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右上は、星の王子の影とかたちと

星の王子さま関連の本をゆるく探しているので、ぱっと目につきました。

500円でした。

 

左上は、古本道場

実は同じタイミングでブックオフでこれの文庫を買っていました。。

500円でした。

 

右下は、桜の文学史 (文春新書)

おそらく梶井基次郎が頭にあったので選んだのだと思います。

200円でした。

 

右中央は、

『作家の値うち』の使い方

どうやら、作家の値うちが先にあるみたいで、どうしましょう。

200円でした。

 

左下は、「私」探しゲーム―欲望私民社会論

私が生まれる前の本ですが、現代的なタイトルですよね。

210円でした。

 

 

古本屋は、なんか目利きの、よい本を買うようなところなのかとか

思ってしまっていましたが、

とりあえず街の古本屋では、普通に自分が読む本を買ったらいいのだと思いました。

 

ハードカバーが惜しげなく買える値段というのが、

普通の感覚としてうれしいなと思います。

 

 

思いっきりローカルなお店でしたが、たまには。

 

角川文庫 夏のフェア 名作大漁、書店繁盛、読書三昧。 読破チャレンジ! 現状報告⑧

最近その他の本も読むことが多く、それほど進んでいませんが。

それでも、ふと読んだ本にこのフェアで出ていた本が出てきたり、

このフェアで知った作家さんのことが書いてあったりします。

 

本は、そういう繋がりを見つけた瞬間がすごく楽しいですよね。

 

 

25.マイナス50℃の世界 (角川ソフィア文庫)

マイナス50℃の世界 (角川ソフィア文庫)

マイナス50℃の世界 (角川ソフィア文庫)

米原万里が子ども向けに、シベリアでの生活を書いた本。

山本皓一の写真もたくさんあり、とても綺麗な本。

 

信じられますか、マイナス50度の世界に、住むこと。

人もそうですし、ヤクート馬などの動物、あと魚もいます。

魚はつりあげて10秒で凍るそう。

水中は、水が凍っていないということでマイナスではないので、暖かいのですね。

 

小学生新聞で挿絵がつけられる機会があって、

その、日本人のイメージする寒い地域と実際の違いにあわてたそう。

たとえば、地面は凍っているけど、全く滑らない。

水気がないので、雪は雪だまにならない。つららもない。

 

読んでみないと、知らなかった世界がいっぱいあることに気づきました。

 

 

26.オール1の落ちこぼれ、教師になる (角川文庫)

 大学時代、教育に興味があり、教員免許も保険になるだろうと

教育学を一通り勉強しました。専門は理系で情報学ですが。

 

で、情報学よりも教育学はとても興味深かったのですが、

ひとつ、格差の再生産という問題がある。

親の学歴、年収を子どもは引き継ぎやすい。

 

いろいろあるので完結にいうと誤解が生まれる可能性もありますが、

学歴、年収が低い親に生まれると、子どもは自己肯定をあまりできず、

がんばればできる、という価値観を持ちにくいのです。なので勉強できない。

 

私はそれをある程度、絶対のものとして考えていたのですが、

特殊な例だとはいえますが、

この人みたいに本当に小さなきっかけでやり直せる人がいる。

 

100パーセントはないから、人の可能性を決め付けすぎてはいけない。

でも、可能性を過大評価してはいけない、というのもまだありますが。

 

 

27.怖い絵 死と乙女篇 (角川文庫)

表紙を見てもらったらわかります。怖い。

 

他にもケンタウロスの殺し合いの絵やメデューサなど、

明らかに怖い絵もありますが、

一見綺麗な絵でも、背景がわかると怖い絵もたくさん紹介されています。

 

はじめ、ヨーロッパの歴史から入るので少し読みずらいかもしれませんが、

後になるほど読みやすく、どの絵もよい絵でした。

怖い絵 泣く女篇 (角川文庫)も買ってしまいました。

 

 

28.零戦 その誕生と栄光の記録 (角川文庫)

今映画でやっているジブリのベースになった本です。堀越二郎

これと、あとはタイトルにもなっている

風立ちぬ・美しい村・麦藁帽子 (角川文庫)ですね。堀辰雄

 

飛行機にあまり興味もなく、戦争ものは少し腰がひけるという私ですが、

読み物として論理立っていて、でも展開はドラマチックで。

戦争で使われた、しかも神風アタックに使われた戦闘機なのに、

開発自体はこれほど純粋なものだとは思いませんでした。

 

ずっと昔の戦闘機とはいえ複雑な仕組みであろうに、

こうやって人の頭で、手で、作られているんだという実感が、うらやましい。

私事ですが、私は自分の内容が未だにブラックボックスです。

  

 

さて、どの本もとてもお勧めです。

もう児童生徒学生は夏休みですね。

たくさんの人に、よい本との出会いがありますように。

 

有隣堂 横浜駅西口ザ・ダイヤモンド店

 有隣堂の横浜駅西口ザ・ダイヤモンド店(地下の4箇所に点在)に行ってきました。
 
中身でなく本屋自体の特徴なのですが、
なんと4箇所に分かれています。隣だったりちょっと離れていたり。
 
地下ですし、いろんなお店があるので、人通りの多くがやがやしていますが、
旅行のコーナーは割りと広く、活気のあるのでいいのではないかと。
コミック王国は広く、コミックの品揃えはよいのだと思います。
 

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夏休みということで、天体関係の本のコーナーがありました。

右上、星の王子さまの天文ノート

 天文入門書としての部分はそれほど星の王子さまに関係ないのですが、

コラムのような形や随所の挿絵で星の王子さまが出てきます。

表紙も中身も、青と黄で統一されていて、とても綺麗です。

 

 

右下、糸井重里ぽてんしゃる。(ほぼ日ブックス)

本の装丁も、絵も写真も文も、とても安心できる雰囲気です。

「小さいことば」シリーズの2013年度版とのことで、

2007年からも他の本もほしいなと思います。

 

 

左は奥田実紀の図説 赤毛のアン (ふくろうの本/世界の文化)

赤毛のアン、実は読んだことがなくて。

読もう読もうと思っているので、読み終えたらこの本も。

 

 

3冊ほもほんわか系になっていますが、特に本屋の特徴とは関係ないです。

 

 

 

そして、たまたまその有隣堂がアウトレット本フェアをしていました。

少し離れた同じ地下1階のふれあい広場というところで。

 

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左、吉田裕の本(自分史)のすすめ―書き方から出版まで

自分史の書き方や文の構成など、とても楽しそう。

難しくもなく、でもそこそこの分量もあり、今すぐ読みたい。読みます。

 

 

右上、坂口安吾 (庄司肇コレクション)

角川文庫で堕落論を読み、ちょっと坂口安吾を知りたくなりました。

堕落論 (角川文庫)

堕落論 (角川文庫)

 

本が少々傷んでいたのでお値下げしていただけないか聞いてみましたが、

断られてしまいました。

といっても手打ちでレジに入力するのバーゲンブックなので、

場合によっては、と思っているのですが。

 

 

右下、BOOK DESIGN NOW〈2003〉

本の写真が、1ページにひとつ、載っています。

 

最近は有名なイラストレーターが本の表紙を書いたり、

もしくは本の表紙からイラストレーターが有名になったり、ということは

たまにあるようですが、

装丁を含めたブックデザインはそれほど注目されていないように思います。

今はハードカバーとりも文庫本が値段も安く人気だということでしょうか。

 

 

 

さて、有隣堂ということで、有名どころのチェーン店でした。

といっても、調べてみたら神奈川がメインなのですね。東京も。

 

これからも色んな本屋に足を運びたいと思います。

そろそろ、個人の本屋さんや古本屋に行きましょうか。

 

本を読むか本屋に行くか。今はそれが休日の過ごし方の一番の迷いです。

 

ヴィレッジ・ヴァンガード 横浜ルミネ店

 ヴィレッジ・ヴァンガード 横浜ルミネ店(ルミネの4F)、行ってきました!
 
お買い上げ↓

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ヴィレッジ・ヴァンガードは本屋として大好きです。

実際のところ、他の本好きさんはどうなんでしょう。

 

ここのヴィレヴァンはフロアも比較的広く、

本のコーナーもけっこう大きかったです。

まだほしい本がいっぱいあるので、また行こうと思います。

横浜駅から本当にすぐですし。おすすめの本屋です。

 

ヴィレヴァンに行くと、普段は本屋でなかなか見られなかったり、

なかなか面陳なんかしてなくて目につかないような本がたくさんあります。

そしてたくさん買ってしまいます。

 

 

右上、「ひみつの花園」はぬりえの本です。

ひみつの花園  花いっぱいのぬりえブック

ひみつの花園 花いっぱいのぬりえブック

これはかなりいい!ぬり絵なので白黒なのですが、

お花だったり小鳥だったりすごく繊細で密度が高くて、

表紙に半分色があるおかげで、実際色を塗ってもきれいなんだろうなと思います。

誰かぬってくれないかな?ぜひ見てみたい。

 

ついあまりの綺麗さに、買って帰ってからもう一冊、

アマゾンで買ってしまいました。

興奮のあまり、3冊くらい本当に買いそうだったのですが、

いつでも買える!と思いなんとか思いとどまりました。

 

 

右真ん中は、奇想と微笑―太宰治傑作選 (光文社文庫)

森見登見彦編です。

まだ読んでないのですが、太宰は作品がありすぎるので助かります。

 

 

右下は、絵本たんけん隊 (角川文庫)

ヴィレヴァンは絵本がすごく魅力的に見える本屋だと思います。

絵本は今回買うのを控えましたが、いっぱいほしい本がありました。

 

左下は、おかしな本棚

本の本もけっこうありますね。

本が並んでいる写真がいくつも載っているのですが、

もうそれがとても好きです。物質としての本が好きです。

 

 

そんな感じで、一番目の紹介がヴィレヴァンという、

もうちょっと老舗というか、定番どころを行けばよかったのですが、

ヴィレヴァンになりました。

 

買った本は基本全部読むことが多いので、これから読んでいきます!

ヴィレヴァン、ぜひ。

 

本の虫=本の出会い厨

本の虫とは言われたことがないので、

本の出会い厨にでもなろうかと思います。

 

 

・・・まあなんということはない、本屋めぐりです。

 

 

先月のダ・ヴィンチがツイッター等でも話題になっていました。

 

前からいろんな本屋に行きたいと思っていたのですが、

普通の本屋(会社帰りの大型書店)でもこんなに読みたい本がたまっていくのに

これ以上本との出会いを増やしてどうするんだと思っていました。

 

でもついに、コップから水が。

THE BOOKS 365人の本屋さんがどうしても届けたい「この一冊」

THE BOOKS 365人の本屋さんがどうしても届けたい「この一冊」

最低で最高の本屋 (集英社文庫)

最低で最高の本屋 (集英社文庫)

なぜ本屋に行くとアイデアが生まれるのか(祥伝社新書321)

なぜ本屋に行くとアイデアが生まれるのか(祥伝社新書321)

そして

蔵書の苦しみ (光文社新書)

蔵書の苦しみ (光文社新書)

 

いろんな本屋の魅力をもうどうしようもできないほど紹介してくる本を

数冊読んでしまい、もういろんな本屋に乗り出したくて仕方がない!!

 

 

ということで、行きたい本屋をピックアップしてみて表にまとめたところ、

上記の本をあさってみるだけでも200近く。

古本屋や古本市から老舗、大型書店、ヴィレッジ・ヴァンガード

さらにはオンラインショップまで。

 

本屋を回るだけでなく、

①すべての本棚を見ること

②何か1冊は買ってみること

を目安に、本屋を紹介してみようと思います。

 

もしお勧めの本屋等あれば、ご紹介ください。